ブリオッシュタイプのパンにたっぷりの生クリームを挟んで作る人気のマリトッツォ。ベーカリーやカフェで売っていますが、SNSを中心に人気に火がつき、お店に行ってもなかなか買えないばかりか、予約でしか買えないようなお店もありますよね。
なかなか手に入れる事ができないなら、いっそ自分で作ってしまってみては? 写真だけ見ると難しそうにも思えるパンですが、意外に自分でも簡単に作れる方法を発見!
基本の作り方の他、こちらもまたまた簡単にできる おすすめのアレンジ方法もご紹介します。
こう作ると簡単! 手作りマリトッツォのレシピ
そもそもマリトッツォは、イタリアローマ発祥の伝統的なお菓子なのだそう。朝食用に食べられりもしますが、お菓子屋さんで販売される事が多く、パンというよりお菓子よりな食べ物です。
使っているパンはブリオッシュ。ブリオッシュは一般的なパンに比べて砂糖、バター、卵、牛乳をたっぷりめに使うので「ケーキの一種」に分類されることもあるぐらいで、ケーキっぽいパンを使うのでマリトッツォもお菓子系の食べ物に分類されてるのかもしれませんね。
そんな基本に忠実なマリトッツォを作るための基本的なレシピはこちら↓
ブリオッシュを生地から作り生クリームをたっぷりと挟んでいます。
ただ、このブリオッシュ生地を作るのが難しく、最初に紹介したとおりバターや砂糖をたっぷりめに使う分、油分が多いのできれいにまとめ上げるのが大変なのだそう。
パン作りに慣れてる人やホームベーカリーがある家は別として、この生地を作る工程で失敗しブリオッシュがうまく作れずに手作りマリトッツォを断念してしまう人が多いようです。
中に挟む生クリーム自体は特にこだわりがなければ市販品でもOKなわけで、ブリオッシュをいかに簡単に上手に焼けるか?が自分でマリトッツォを作る時のキーポイントになっています。
そこで、ブリオッシュを簡単に作るためにおすすめなレシピはこれ↓
ブリオッシュ作りで最も失敗しがちな「こねる」の工程を一切排除!
一般的なブリオッシュは使う小麦粉100gに対して、牛乳は25〜26g程度入れるのが基本レシピですが、こちらのレシピでは使う牛乳量は約3倍近くの分量。
これだけ多くの牛乳(水分)を入れると、当然こねる事はできなくなりますが、そのかわりペースト状の生地になりこねるよりも混ぜやすくなり、まるでホットケーキミックスを作る感覚でボールの中でぐるぐると混ぜればOK。
その他の材料でうまくパンになるように調整されているので、出来上がった生地をシリコン型に流しこんでオーブンで焼くだけでブリオッシュが作れます。
実際にこのブリオッシュの作り方で焼き上げて、たっぷりの生クリームを入れてマリトッツォを作っている人もいました。
ブリオッシュを作るのが難しそうだから、マリトッツォ作りはやめておこうかな…という人は、こちらの簡単バージョンレシピを参考にしてみてください。
もっと自由に!マリトッツォの簡単アレンジレシピ
さて、基本のマリトッツォ簡単レシピを紹介した所で、他の簡単な作り方やアレンジ方法も合わせてご紹介です。
ロールパンの手抜きマリトッツォ
ロールパンはもともとはアメリカ生まれのパンですが、別名バターロールと言われたりする事もあり、たっぷりのバターを使っている点ではブリオッシュと同じ系統のパンと言えます。
かなり手抜きですが、ロールパンに生クリームを挟むだけでもマリトッツォ風のパンを作る事は可能。そこまで凝った事をしたくない人は、こちらの作り方も簡単でおすすめ。
チーズ蒸しケーキのマリトッツォ
スーパーやコンビニで売っている「チーズ蒸しケーキ」を半分にカットして、たっぷりの生クリームを挟んだだけ。クリームを挟んだ後は、冷蔵庫で冷やして食べるとクリームも落ち着いてきて美味しく食べれるそうですよ。
ちなみに似た発想で市販のどら焼きの中にたっぷりと生クリームを挟んでアレンジする方法も。大阪の老舗のお菓子屋さんでは、実際に「どらトッツォ」という名前で販売されている例もあります。
ベビーカステラでマリトッツォ
こちらもユニークなアイディア。ベースの生地をホットケーキミックス等を使って作ったらたこ焼き器でベビーカステラを作成。焼き上がり予熱をとったら切れ込みを入れて生クリームを挟むだけです。子供と一緒に作っても楽しそうなレシピですね。
ヨーグルトクリームでマリトッツォ
外側のパンを工夫するのではなくて、中身のクリームを工夫する方法。
本場ローマの伝統的なマリトッツォではオレンジピールを入れるので、食べた時にちょっと酸味も感じるクリームになっています。
ただ「オレンジピール」をマリトッツォ作りのためにわざわざ用意するのも大変なので、その代わりとしてヨーグルトで酸味感を代用。
実際にマリトッツォを販売している人気店でも、さっぱりクリームにするためにヨーグルトを加えた生クリームを使っているお店もあるようです。
みんなが作った手作りマリトッツォ(参考画像)