ガーデニングや家庭菜園などをしている時。気候が暖かくなるにつれて、毎年のようにどんどん雑草が生えてきます。
面倒くさくてちょっとサボりでもしたら、ボーボーに生い茂って手のつけられない状態に。
園芸を趣味にしてても、あまりやりたいとは思えない「草むしり」をもっと簡単にする方法はないのでしょうか?
草むしりのどこが面倒くさいのか整理
そもそも草むしりをするのがなんで面倒くさいのが初めに整理しときましょう。面倒ポイントはこんな例が挙げられるはずです↓
- 何回やっても何度でも生えてくる
- 毎年、暑くなってくると何度もやってる
- 根っこが全然とれないのがイライラする
- ずっとしゃがみっぱなしで腰が痛いのが辛い
- 除草剤は使いたくない!
何度も生えてくる悩みは、次に生えてくる回数を減らす事ができれば解消されます。
「根っこが取れない」のと、「腰が痛い」の部分は割と連動してて、根っことりに時間をかけるほど腰も痛くなりやすくなるはず。つまり、なるべく短時間で終わらせる方法が分かればOKというわけです。
草むしりをもっとラクにするやり方&コツを教えて!
雑草はもちろん、色々な植物が育つために必要な要素は「土」「水」「日光」の3点が基本です。
ガーデニング等をやってる以上、「土」と「水」があるのは必然なので、日光が雑草にあたるのをどう防ぐのか?が重要になってきます。
葉っぱをなくす
植物が育つためには日光が必要ですが、その日光を受けているのは植物の葉っぱの部分。つまり葉っぱがなければ基本的には光合成ができず植物は育ちません。
雑草を取るときに「根っこを残すとまたすぐに雑草が生えてくる…」というのは定説ですが、少なくとも「葉っぱをとる」を繰り返し続けるほど、栄養分も根っこに行き渡らなくなていくので、土に残ってる根っこも弱っていきます。
根っことりにこだわるあまり、次の草むしりが面倒くさくなるより、1回の草むしりは「葉っぱをとる」事に集中して、あまり時間をかけずにラクに済ませる。これを何度も繰り返す方が長期的に見ても雑草の生えにくい環境になっていきます。
小さめサイズの雑草はクシ刃がついたナイフで刈り取るようにまとめてカット。
まとまった雑草があるときは、草むしりというより「草引き」のイメージで葉っぱを大胆にカットしていきます。
大きめサイズの雑草で、どうしても根っこが気になる場合は「三角ホー」と使って根こそぎ刈り取るイメージで。草のサイズに合わせて道具を用意しておくだけでもかなりラクに。1回の草むしりにかける時間を短くするために道具も工夫しましょう。
1回の時間が短いから、冒頭で紹介したような「腰が痛くなってくる」といった悩みも解消しやすいはずです。
ちなみに、草むしりをする範囲が大きめの雑草だったり、根っこごと取る必要のあるものが多い場合は、雨が降った翌日に草むしりをするのがおすすめ。土が乾ききったときに比べて、簡単に根っこごと雑草を抜く事ができます。
日光を遮断しよう
葉っぱをカットした後は、土がむき出し状態になります。このむき出し状態の土に日光が当たる事も雑草を増やす要因。土がむき出しになっていると、雑草の種が定着しやすい状態。自然に風にのって飛ばされてきたり、鳥のフンと一緒に種が運ばれたりして雑草になります。
また、根っこごと雑草を掘り起こしまくっていると「土を耕した状態」になるので、もともと土の奥深くに埋まっていた雑草の種が発芽するきっかけにもなる場合も。そういった意味でも葉っぱだけカットの方が良い。
なので、葉っぱをカットした後は「土に日光をあてない対策」を検討しましょう。では、どうやって日光を遮断すれば良いのか?そんな時に使えるガーデニングのテクニックが「マルチング」と呼ばれるやり方。
マルチングは、土の表面をビニールが腐葉土などで覆って天候や害虫から保護する方法の事ですが、この「土の表面を覆う」という行為は、日光を遮断する事にもつながっていて、実は雑草予防にもなっています。
マルチングを行うためのマルチング材は色々な種類がありますが、ガーデニング用にはウッドチップやバークチップなどと呼ばれる樹木の樹皮から作られたものがおすすめ。土表面をしっかり覆える他、見た目の景観も損なわずにオシャレです。
またマルチング材を使う以外にも、広葉樹などの葉っぱのサイズが大きめの木を植えると、その下の土が常に影になりやすく、雑草予防に繋がります。
草むしりをラクにする方法↓
- 根っこにこだわらず葉っぱをカット(短く数をこなす)
- 土に日光が当たらないようマルチング等の対策を
毎年&毎日の草むしりにうんざりしている時の参考にしてみてください。